
株式会社ツクルバ 上村康太様、角田博様、伊勢谷亜耶子様、柴田紘之様
[写真左から、上村康太様(cowcamoプロダクト部 部長)、柴田紘之様(アートディレクター/デザイナー)、伊勢谷亜耶子様(cowcamo編集長)、角田博様(アートディレクター/デザイナー)]
・今回、ブランドムービーを依頼した経緯について教えてください。
上村様(以下、敬称略)「2015年6月にcowcamoが正式リリースされました。それ以降、会社が急成長していく中で、私たちが本来伝えたい”想い”や”メッセージ”が、明確にはお客様へ届いていない課題を感じていたんです。
今後、よりサービスを拡大させていくためには、社内外へ向けて『cowcamoはこういうサービスだ』というコンセプトをしっかりと掲げる必要があると考えました。言葉だけではなくムービーとして存在すれば、コンセプトが強く伝わると思いましたね」
・数ある映像制作会社の中からエレファントストーンをお選びいただけた理由は何だったのでしょうか?
角田様(以下、敬称略)「何よりも映像のクオリティですね。それに加えて、当時は『bacter』(※映像を対外的に発信するアウターブランディングサイト)がローンチされたタイミングでした。新しい取り組みをされている点も興味深かったです」
上村「ウェブサイトの制作実績を拝見し、私たちがイメージしているムービーのトーンを叶えてくれそうだと感じたのがはじまりでした。
何社か話を伺い比較検討をしていましたが、大きな決め手となったのは約1週間で7つもの企画案を考えていただけたことです。どれも本気のものでした。エレファントストーンさんと一緒に取り組めば理想的なムービーが完成するだろうと期待が持てましたね」
柴田様(以下、敬称略)「ご提案時に仮の素材とナレーションを組み合わせた簡単なムービーを用意してくださっていて、それがとても良かったです。ムービーの世界観、完成形が具体的にイメージできました」
・ムービー制作でこだわったポイントはありますか?
伊勢谷様(以下、敬称略)「cowcamoが発信しているメッセージの一つに、『東京で家を買うことは、街での暮らしを選ぶこと』というものがあります。街の視点を持っているcowcamoのアイデンティティを、いかにムービーに反映させるかにはこだわりました。
そこで東京の13ヶ所を舞台に設定し、それぞれの街に住んでいそうな人物のキャラクターや暮らし方、衣装などを詳細に決めて撮影をしました。もし物件の中のカットのみで構成をしていたら、cowcamoらしいムービーにはならなかったと思います」
・制作期間で印象に残っていることがあれば教えてください。
角田「撮影日にちょうど台風がぶつかったんですよね。不安定な天候の中でスケジュールを柔軟に調整し、スムーズに進行していただきました。スタッフさんの気遣いも素晴らしかったですよ」
柴田「撮影現場がものすごく楽しかったです。カメラや衣装、ヘアメイクなどその道のプロが集結して、現場で起こり得ることを想定しながら進行していく”グルーヴ感”がありました」
・完成したムービーをご覧になった感想をお聞かせください。
伊勢谷「一生懸命考えて一つひとつ妥協をせずに作ったムービーなので、思い入れが深いです。もし、エレファントストーンさんに丸々とお任せして私たちがチェックをするだけだったら、きっとここまでの愛着は湧かなかったと思います。
みんなで愛情を込めて作ったムービーが、cowcamoのサービス紹介のトップに掲げられていることが嬉しいです」
柴田「最後にcowcamoのロゴが出てくるシーンがありますよね。あのロゴを他社や他サービスのものに差し替えたら、恐らく成り立ちません。cowcamoの個が立つムービーに仕上がって本当に良かったです」
・ムービーの反響はいかがでしたか?
角田「社内では締め会のオープニングで流しました。拍手喝采でしたよ。いい雰囲気でその後の発表がスタートしました」
伊勢谷「みんな『こういう映像がcowcamoのブランドムービーになってくれて嬉しい』と喜んでいました。
ムービー制作とほぼ同時に、cowcamoのブランドアイデンティティを言語化するプロジェクトが進行していたので、”言葉”と”ムービー”の相乗効果によって、cowcamoのコンセプトがスッと入りやすかったのではないかと思います。
社外からも『素敵なムービーだった』『ここのフレーズにうるっときた』など、好評をいただいています」