本サイトでは、
映像をクリックすると音が鳴るといった
映像と音楽が連動した演出があります。
音楽を聴きたくない方は「OFF」を選択してください。

Music is played on this site.
If you do not want to hear music, please press "OFF".

May.07

見えにくかった通常業務以外の会社への貢献度を測る「ES業務評価」

NEWS 2024

初めまして、高根です。

エレファントストーンは創業から13年、中途新卒問わず多くの社員を迎え入れてきました。かく言う私もその一人で、2024年に新卒入社。専門学校でデザインとマーケティングを学んで身につけたスキルの全てを活かして働きたい!と思い、4月からエレファントストーンでキャリアの1歩目を踏み出しました。

こうした採用活動を続けて60人近くまで規模が拡大した現在、創業期と比較すると各メンバーが会社にどんな貢献をしているのかが見えにくくなってきています。

その実情に対しエレファントストーンは、今までの評価制度では拾いきれなかった通常業務以外での会社への貢献度を評価し、みんなで会社をつくっていくための評価項目「ES業務評価」を新たに導入しました。

本稿ではそんな新評価制度導入の背景や意義を、入社1ヶ月の私が紐解いていきます。

オウンドメディアの記事執筆からコピー機トラブル対応まで。隠れていた社員の会社への貢献を可視化するES業務評価

ES業務評価※とは、通常業務以外の会社への貢献を評価するために導入された評価項目です。会社にどう貢献しようとしているか、そのために何をやったかを自己PRして、評価を獲得しにいくものになります。
※ESは、エレファントストーンの略です。

一見、業務や目標達成には直接的な関係がないように見える行動が“本当の意味での会社への貢献”になっているのであれば、その行動をES業務(=業務外での貢献)として評価しようと考えました。

とはいえ、通常業務以外の会社への貢献は他者から見えにくいことがほとんどです。そのためES業務評価では、社員全員が自分で自分の貢献を社内にPR。その後、社員が互いにそれを評価をし合う方法をとることにしました。


具体的な評価のフローは以下の通りです。

①日々ES業務(=業務外での貢献)に取り組み、評価を獲得するために自己PRをする
(全社会議・専用Notionページ等)
②前述のPR内容を社員全員で評価し合う
③年次を問わない全社員からの評価と、マネージャーからの評価を合わせて最終評価

実際に社員がアピールしているのは、

・会社の情報発信のために、社内イベントやインタビューに協力したこと
・チーム外の人とのコミュニケーションを促進させるための施策を社員自ら企画・運営したこと
・日々の業務効率を向上するために、コピー機やWi-Fi等の備品トラブルに対応したこと

等の、業務外での会社への貢献です。  

この評価にあたり重要なのが「その行動は本当にみんなを想ったものか」「会社への貢献として成果が出ているか」という観点。全社員が共通の基準を持って評価することで、今まで目の届かなかった会社への貢献を可視化していきます。

社員自らの発信が評価に繋がる。会社への小さな貢献も評価対象に

前述した記事執筆やインタビュー協力、備品トラブル対応は会社の売り上げや映像制作に直接繋がりにくい業務です。しかし、こうした業務はエレファントストーンという船を漕ぎ進めるために必要ですし、ここへの一人ひとりの協力があってこそ会社は前に進んでいきます。

だからこそ、直接の利益には繋がりにくくても、会社を想い、その貢献が見える行動は全て評価に値するのではないか。色々な側面から会社を作ってくれるメンバーがいるからこそ、そこに焦点を当ててしっかり評価する必要があるのではないか。ES業務評価はエレファントストーンのそんな想いから生まれました。

以前からの評価制度でも、社員の業務外の会社への貢献を評価する仕組みは存在していました。
ただ、その貢献が見えにくかった場合は評価するのが難しかったり、評価される貢献の範囲が限定的だったりしたため、「評価に不平等が生まれていないか?」「評価の範囲を広げることで、もっと会社へ貢献する働きを活性化できないか?」という課題が浮かび上がっていました。

そこで、今回新たにES業務評価項目を設置。自己PRによって“社員自身が評価の基準をつくる”仕組みを導入することで、今まで目の届かなかった会社への貢献を可視化し、適切な評価に繋がるようにしています。

こうした仕組みの導入により、社員自身が評価の基準をつくり、自分から評価を取りに行く積極的な姿勢が生まれることは、社員一人ひとりの力で組織を内側から強くしていくことに繋がるのではないかと考えました。

ES業務評価は社員のセルフブランディングにも、自社のインナーブランディングにも繋がる

今年度から新たに導入された評価項目のES業務評価。これまでエレファントストーンが整備してきた社員の評価軸にあえて新たな評価軸として導入に至った理由は、以下の3つのポイントにあります。

・会社をつくるための行動と貢献を可視化
・評価を獲得しに行く姿勢を育む
・会社のスタンスの自分ごと化

他者から見えにくい業務外での会社への貢献度を可視化するためには、各社員が自分からその貢献をPRする必要があります。そして、自己PRが求められ、それがそのまま評価に繋がる環境は、「社員が自分をどう魅せるか」を考えるきっかけとしても機能します。他者からは見えにくい貢献を評価する制度は、社員のセルフブランディング力を鍛えることにも寄与するのです。

さらに、このセルフブランディングの意識が全社的に広がることは、結果としてエレファントストーンのインナーブランディングにも繋がるのではないかと考えています。

評価されることを前提としながらも、日々「どんな側面から会社へ貢献できているか/していきたいか」を自分で自分に問い続けることで、相手を想った行動がとれるようになったり、自分の個(強み)を打ち出すことに積極的になったり、相手の期待を超えようと挑戦したりすることに繋がる。

全ての行動が評価に値すると意識して過ごすことが、結果的にエレファントストーンの理念や行動指針の体現にも繋がっていきます。

まとめ

規模の拡大に伴い、各社員が会社にどんな貢献をしているのかが見えにくくなったエレファントストーン。今までの評価制度では拾いきれなかった、通常業務以外での会社への貢献度を定量化することで、社員の小さな行動も評価として掬い上げていきます。

「自分たちの手で会社をつくる、前に進める」という認識を社員が持てる状態をつくり、全社員が自分に自信、誇りをもって行動できるよう、今後も評価制度の在り方に向き合っていきます。