「人生を、愛そう。」をスローガンにホットヨガやピラティス等の女性専用のフィットネススタジオを展開する株式会社 LIFE CREATE様(以下、敬称略)。今回エレファントストーンは、パートナーの株式会社FMC様(以下、敬称略)がWebサイト制作を担当した、LIFE CREATEのインストラクター採用サイト内に掲載するWebトップ映像を制作させていただきました。
このプロジェクトストーリーでは、株式会社 LIFE CREATE 人事部 採用課の福嶋様、マーケティング部 デザイン課の志部谷様(以下、敬称略)をお迎えし、お二人が採用サイト×映像制作へかけた想いをお伝えしていきます。
採用ターゲットに「今の会社の魅力を伝えられていない」という課題から始まった採用サイト×映像制作
──今回は採用サイトのリニューアルからスタートした制作だったかと思いますが、そもそもリニューアルを決めた背景には何があったのでしょうか?
福嶋:今後の大規模採用と入社後のカルチャーマッチを見据え、採用サイトで会社の魅力をしっかりアピールしたいという想いが今回の制作プロジェクトがスタートした背景にありました。
以前の採用サイトは10年ほど前に制作したものだったのですが、当時と今を比較すると、サービスもコンセプトもどんどんアップデートされて洗練されてきています。だからこそ、今のLIFE CREATEに合わせて採用サイトもリニューアルする必要があると考えていました。
また、現在のLIFE CREATEは、採用の拡大フェーズにきています。ただ、弊社は“誰でも入社してほしい”というかたちで大量採用するのではなく、“母数を集めながらも理念や文化に共感を持ってもらうことを大切にしたい”と考えているため、採用の初めの接点としてその両者を叶えるWebサイトをつくりたいと思っていました。
──採用サイト制作当初は、サイト内に映像を入れる想定はしていなかったと伺いました。
志部谷:そうですね。採用サイト制作がかなり進んだ段階で“映像も入れよう”という話が出ました。少し前に制作したコーポレートサイトに映像を掲載したところ評判が良かったため、採用サイトにも入れてみようかと。
当時は“LIFE CREATEの好きなところ”の一言インタビューを映して繋ぎ合わせたビジュアルイメージ重視の映像を採用サイトに掲載するのはどうかな?と考えていて、こんなに壮大なプロジェクトになるとは想像していませんでしたね。笑
その後、採用サイトで何を魅せたいかを社内で議論するうちに、“シーンを繋ぎ合わせただけでは魅力が伝わらない。実体験をベースにしたストーリー性のある映像の方が採用候補者が共感できるのではないか”と今回の映像の方向性が固まっていきました。
──そんな経緯があったんですね!その後、採用サイト制作を担当されていたFMCさんからエレファントストーンにお声がけいただいたかたちかと思いますが、映像にはどんな期待をしていただいたのでしょうか?
福嶋:社員が共感できる、“泣ける映像”を期待していました。映像では会社の理念はもちろん、社員の仲の良さ、LIFE CREATEで働く女性の在り方等、社員の“らしさ”が届くものにしたいというのが根底にあって。
そのため、まずは採用候補者に1番近い存在である社員が感情移入できるものを制作したいと考えていました。
会社のこだわりを理解して、落とし込もうとしてくれた
──今回は制作担当としてLIFE CREATEさんからも志部谷さんに入っていただいて制作が進行するという、少し変則的な体制でした。制作側の視点からみて、今回のエレファントストーンとの制作で印象に残っていることはありますか?
志部谷:撮影時、エレファントストーンさんの制作チームの皆さんが気持ちを乗せて制作してくださったのがとても印象的でした。特にディレクターさんがアツくて。笑
ストーリーの展開に対して“このシーンは胸が痛くて見ていられないです…涙”、“もっとこうしたらどうでしょう?”とすごく気持ちを込めて現場を見てくださっているのを感じました。
自社の魅せ方にこだわりがある分、過去色々な制作会社さんとご一緒した際は、こちらで要望をお出ししてその指示通りにつくっていただくことが多かったんですよね。でもエレファントストーンさんは私たちと目線を揃えようとこだわって制作してくださった印象でしたし、映像クリエイターとしての意見をいただけて、ありがたかったです。
──今回は社員の皆様のご経験を落とし込んだストーリーを映像化させていただきましたが、キャストには社員様を起用いただきましたよね。
福嶋:そうですね。LIFE CREATEへの入社可能性のある方に1番近い存在は実際に働く社員です。だからこそ、採用候補者からの共感を引き出す映像に出演するのは社員が最適だと考えました。
実際に撮影へ向けて、全社から演技経験者を集めました。前日まで演技を練習してセリフの読み合わせをして。笑
“もっとこうした方が良いよね”って試行錯誤しながら進めていきました。
──社員の方の演技のイメージを具体化される等、映像制作にも細部までこだわられていた印象ですが、エレファントストーンとの制作で何か印象に残っていることはありますでしょうか。
福嶋:最初のヒアリングや制作の過程ですごくLIFE CREATEを深く知ろうとしてくださっていたのが印象に残っています。制作にあたってLIFE CREATEを理解してくれる会社は多くありますが、エレファントストーンさんは、その一歩先の落とし込みができるまで知ろうとしてくださっていました。
映像に関することだけではなく、日常的にどんな文化があるのか、入社後はどんな変化が起こったかなどを事前に聞いてくださって。会社を知ってもらっているという土台があった上で、制作してくださるのがありがたいなと印象的でした。
そうしたお言葉をいただけて嬉しいです。エレファントストーン側も“LIFE CREATEの皆様の核や想いがアツかったからこそ、自分達もアツく同じ波に乗っていかないと”と触発された感じでしたね。
最終的に、FMCさんもエレファントストーンさんも弊社も全員同じアツさで制作に臨んでいましたよね。笑
採用候補者から「サイトと映像を見て良いなと思って」の声が。採用サイト&映像が社内の採用意識向上にも。
──今回のWebサイト×映像制作プロジェクト、振り返っていかがでしたか?
福嶋:今回制作したWebサイトと映像で、“今のLIFE CREATEらしさ、LIFE CREATEのインストラクターらしさ”が可視化できたように感じています。
会社として譲れないブランディングの視点を汲み取っていただきながら、Webサイトと映像のプロの視点でブラッシュアップしてより良いものを一緒に目指してくださって。会社を超えて一つのチームとしてプロジェクトを進められたように思います。
──ひとつのチームと思っていただけていたのが嬉しいです!採用サイトと映像を公開された後、採用活動において成果を感じていただけた場面はありますでしょうか?
福嶋:最近、採用候補者の方に“数あるインストラクター募集からなぜ弊社を選んでくれたのか”を聞くと、“あの映像をみて感動して”という返答が多くあり、実現したかったことがしっかり成果に繋がっていると感じています。
採用サイトリニューアルによってページに訪問してくださる方が増えて、映像でカルチャーが伝わって、そこに魅力を感じて応募してくださる方が増えて。良い流れを生み出せていますね。
志部谷:今回の映像では、LIFE CREATEのインストラクターの体験を元に葛藤や変化を描いています。あえて等身大の自信の無さや苦悩を映すことで、“キラキラして見えるインストラクターも完璧ではないし、完璧でなくても大丈夫”と採用候補者の方にメッセージを届けられたのではないかと考えています。それが応募のハードルを下げることにも繋がったのかもしれません。
──今回制作させていただいた映像がすでに採用に寄与しているとのことで、よかったです!
福嶋:また、サイトにも映像にも社員が出演していることによって、社内の採用に関する意識が高まったように感じています。“同期が出演してるらしいよ!”という会話が生まれたり、メンバーが積極的にSNSでシェアしてくれたり。現場のメンバーが制作に関わったことで採用サイトや映像に関しての社内的な注目が高まって、ただ本社が何か動いているという感覚ではなく、自分ごととしての“採用”への関心を生み出せた機会でした。
さらに、弊社のサービスを利用しているお客様からの反響もいただいていて。インストラクターがどんな想いでレッスンをしているか、どんなプロセスでインストラクターになったのかをお客様が知る機会は今まであまり無かったと思いますが、今回の映像はそこを知ってもらうきっかけになりました。
“LIFE CREATEらしい”を可視化できたことが、お客様にインストラクターやサービスに愛着を持っていただくことに繋がっているようで、想定外の嬉しい成果でした。
エレファントストーン:志部谷様、福嶋様、本日はお時間をいただきありがとうございました!
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