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長生村のありのままの魅力を物語で伝える。

TITLE
千葉県長生村 presents 映画『長生ノスタルジア』
COMPANY
長生村役場様

CLIENT

長生村役場様

COST
501 - 800万円
SERVICE
ヨリゾウ
SCHEDULE
6ヶ月以上
INDUSTRY
自治体・団体
TECHNIQUE
実写

制作情報

INFORMA­TION

CLIENT

お客さま情報

長生村役場 様

九十九里浜に面する千葉県唯一の村、長生村。年間を通して穏やかな気候で、住みやすい地域です。長生村役場では、人口減少や少子高齢社会への対応として、交流イベントや移住フォーラムなど地方創生の取り組みを主体的に行なっています。

DESCRIPTION

プロジェクトについて

千葉県長生村を舞台にしたプロモーション映画です。春は桜や菜の花、夏はちょうせい盆踊り大会やながいきそば、秋は獅子舞やながいきフェスタ、そして冬は青のり。村の方々からすればどれも当たり前の存在である穏やかな日常や暮らし、季節ごとの美しい風景を撮影して制作しました。

[ストーリー] 仕事を辞め、父が一人で暮らす長生村に帰ってきたアカリ(谷口蘭)。春、夏、秋、冬と巡る季節のなかで、ふと忘れかけていた昔の記憶が蘇ってくる。親友と行った夏祭り、父との思い出の海。改めて村の魅力を感じ、長生村での新しい暮らしへと歩みを進める──。

THOUGHTS

お預かりした想い

人口減少や少子高齢化社会への対応として全国的に地方創生の取り組みが進み、千葉県内でもPR動画を制作している市町もある中で、長生村にも村を知ってもらう、イメージしてもらうための映像がありませんでした。そのため映像制作は、村の地方創生の取り組みのシンボル的な意味としても、実用的な武器としても必要不可欠だということでご相談をいただきました。

詳しくお話を伺うと、「長生村といえばこれ」というような目を引く地域資源や特徴がないとのお話しも。そのため、村の持っている魅力を探し出して、映像で引き出してもらいたいというリクエストをいただきました。

また、用途を「観光」や「Iターン・Uターン」に絞るのではなく、今いる住民には残ってもらえるような、去っていった住民には戻ってきてもらえるような、そして村のことを知らなかった人には興味を持ってもらえるような映像を目指したいという想いもお預かりしています。

PROCESS

どう象り、磨き、輝かせたか

PR動画ではなく、物語のある「映画」として制作しました。長生村は観光都市ではありません。そのため、ただ村の風景を紹介する動画を制作しても、多くの自治体が制作しているPR動画との差別化が図りにくいことが想定されました。

それならば、村を舞台にした物語を制作したらどうだろうか。物語を通じて共感を得られたら、舞台になっている長生村への興味喚起につながると考え、実現するための手段として「映画」を提案。物語とはいえど、重要視したのは村民のリアルな生活を表現することでした。村で過ごす若い夫婦の姿を通し、村の魅力と地域活性を考慮したポイントを連動させ、ストーリーに落とし込んだ内容となっています。

村の四季折々の美しい風景やイベント、村民のみなさまの営みを映像で表現するために、約1年をかけて10回以上村へ足を運び、撮影を実施。すべての撮影に役場の担当の方が立ち会ってくださり、同じ制作チームとして、撮影した映像を一緒に確認しながら進行しました。完成した作品をご覧いただくと、「良い意味で裏切られましたね。よくぞここまでのものを作ってくださったと感激しました」と大変嬉しいお言葉をいただきました。「映画なんてすごいね」「映像がきれい」と話してくれた村民の方もいたそうです。

映画完成後には長生村文化会館で完成披露上映会&舞台挨拶を開催し、監督と出演者らが登壇。村のイベントとして地元で盛り上がっていただきました。また、門真国際映画祭2020 観光映像部門で「最優秀作品賞」受賞、SSFF & ASIA 2020で「観光映像大賞」にノミネートと、栄誉ある賞を受賞しています。

MEMBER’S
COMMENT

制作メンバーのコメント

伊藤 尚平

プロデューサー

担当の方がプロジェクトの成功に向けて、とても協力的に熱意をもって細やかにご対応くださったので、その熱意に応えられるようにプライベートでも長生村に何度も伺い、普段の長生村の良さを同じトーンで話し合えるように心がけました。 作品の完成後もそれを沢山の人に見ていただくために、さらに一緒になってポスターの作成から上映会の企画、映画祭の出展、パンフレットの制作など映像を本当に村の「誇り」として大切に扱っていただき、作った後まで一緒に伴走できたとても印象的深いプロジェクトです。

比嘉 賢多

プロデューサー

「映画」というジャンルの中で鑑賞される以上、ストーリー性の担保が要求されます。 ただ、ストーリー「だけ」を追い求めると村の魅力表現が二の次になりますし、逆も然りです。本作ではその2兎を終えるようなバランス感覚を重視し、ストーリーとしても満足感はもちろん、長生村の魅力についても伝わる作品を目指しました。本作の上映イベントにお邪魔したことがあるのですが、その際に、「もうこの映画を見るのは3回目なんだ」と仰ってるかともお会いしました。村を知らない方はもちろんですが、村の方々からも末永く愛される作品になることを願っております。

安田 瑛己

ディレクター

最初に脚本を見せたとき、驚きながらも面白そうと乗っかってくれた担当の方の想いを象るべく、何度も長生村に足を運び、丁寧に作っていきました。 長生村を魅力的に描くことは大前提でありつつも、あまりにも現実と乖離した物語にならないよう気をつけました。村の人々が心に描く長生村の姿をちょっとだけ美しく脚色できたらいいなと思っていました。 お披露目上映会での長生村の人々の反応も嬉しかったですし、何よりこの作品を監督したことが自分の「誇り」になっています。

CLIENT

長生村役場 様

COST
501 - 800万円
SERVICE
ヨリゾウ
SCHEDULE
6ヶ月以上
INDUSTRY
自治体・団体
TECHNIQUE
実写