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【ROOT制作お客様インタビュー】エン・ジャパン株式会社様

映像そのものだけでなく制作過程が価値になる。映像制作サービスを超えたROOTの強みとは。

TITLE
ROOT制作『ひたむきな挑戦で、社会をアップデートする』
COMPANY
エン・ジャパン株式会社様

総合人材サービス企業として、転職情報サイトの運営だけでなく、幅広いサービスを提供するエン・ジャパン株式会社様(以下、敬称略)。今回は、その中で独自のミッションを掲げ、0→1の事業立ち上げや出資/M&Aなど、日々新たな挑戦を続ける「新規事業開発室」の皆さまとROOTでの映像制作を行いました。

※ROOTとは、企業・サービスの根っこを掘り起こし、映像化まで導くサービスです。インタビュー、アンケート、オリジナルボードゲームを通して発掘された価値観をもとに、お客様と一緒に映像制作を行います。

このプロジェクトストーリーでは、エン・ジャパン株式会社 新規事業開発室 室長 塩見様、SaaS事業統括 兼 pasture事業責任者 高澤様、HRBP(採用責任者)福村様(以下、敬称略)をお迎えし、ROOTの映像制作への期待や制作を経て実感した成果等、当時の想いを振り返っていただきました。

ROOTを新規事業開発室の飛躍のきっかけに

HRBP(採用責任者)福村様

ーーはじめに、ROOTの映像制作に至った経緯をお伺いできますでしょうか?

福村:より良い組織に進化し続けて行きたいという課題があった中で、「ROOTがその課題解決の糸口になる」と思ったのが発端です。

ROOTをご提案いただいたのがちょうど、「複数の事業が拡大していく中で、新規事業開発室として組織力を強化し更なる飛躍をしていかなければならない」というタイミングでした。新規事業開発室はエン・ジャパンの中でも新しい事業に特化した組織で、様々な事業を各担当者が独立して動かしています。だからこそ、エン・ジャパンのパーパスや理念共感、各事業の連動性、担当者単位での一体感等、各方面での歯車を噛み合わせていきたいという想いを持っていました。

そんな課題がある中で伊藤さん(本プロジェクトのプロデューサー)に出会ってROOTのサービスを知りました。元々持っていた課題に対して、大切にしたい価値観を自分達で掘り起こし、映像としてその記憶を残すことができるROOTだからこそ紡げる価値があるのではないかと考え、制作に至りました。

ーーROOTで制作する映像についてはどんな期待をしていただいていたのでしょうか?

塩見:採用だけでなく日々のコミュニケーションのツールとして活かせるということを期待していました。「私達が大事にしている事や、新規事業開発室の共通の価値観が伝わる映像にしたい」と思っていました。簡単に言えば、採用候補者への営業ツールのようなイメージですね。

また、そうした映像を社内でも利用することで、「自分が採用された時/入社した時ってこんな風に考えていたな」と思い出してもらうきっかけにしたいと考えていました。この映像を見れば原点に立ち返ることができたり、根本の共通認識を再確認することができたりするという使い方も想定していましたね。

完成した映像だけでなく、映像制作過程そのものが価値になった

新規事業開発室 室長 塩見様

ーーROOTでの映像制作過程では、まずTHE KACHINKOを用いて皆さまが大切にしている価値観を言語化していただきました。実際に出てきた言葉は想定されていたものだったのでしょうか?

※THE KACHINKOとは、弊社がオリジナルで制作した、参加者全員がゲーム感覚で楽しみながら会社や仕事、個人の価値観を探るボードゲームです。プロジェクトに応じて、「企業として(あるいは商品・サービスにおいて)何を大切にしていきたいのか」とテーマを設定し、ワードが書かれた120枚のカードからテーマにおける価値観をプロジェクトメンバー全員で抽出します。

塩見:正直にいうと、最初は全然イメージできていなくて「どんな言葉が出てくるんだろう?」と思っていました。ただ、実際に出てきた言葉を見ると「あ、そうだよね。確かに」って職種や階層問わず、納得感のあるものが多かった印象ですね。

福村:体感、出てきた内の5割は「新規事業開発室でよく使ってるよね!」という言葉。残り5割は「こんな言葉使うんだ!」というような言葉が出てきたのが印象的でした。「この言葉は芯を捉えてるんだな。この言葉はちょっとしっくりきていないんだな」というのが見えてきて面白かったです。

ーー言葉の選び方から価値観の違いが見えてきたんですね。

福村:そうですね。違いを見つけられただけでなく、みんなの価値観のチューニングもできたように思います。人事の観点から新規事業開発室を見ていると、ROOT実施前はいい意味でも逆の意味でも室長の塩見と事業統括の高澤が室全体を引っ張っている印象だったんです。立ち上げフェーズの事業も多いので大袈裟に言うと「二人の圧倒的な求心力のもとにメンバーがついて来る」みたいな。笑

その状態で組織が大きくなっていたので、「ボードメンバーと室のみんなが同じ感覚を共有しているのか」「メンバーは事業に対する視座を持ち、同じ価値観をシェアできているのか」と真意をはかりかねていました。なので、THE KACHINKOを通してみんなの価値観を掘り下げて、新規事業開発室として大切にしたいことを言語化したことで、全員の意識の向かう先が統一されていったように感じましたね。

ーーROOTは“お客様も制作チームの一員になって一緒に映像をつくる”という特徴を持ったサービスですが、弊社の制作チームと半年間かけてプロジェクトを進める上で“一緒につくっている”感覚はありましたか?

高澤:まさに共通体験が生まれた感覚がありました。一緒に答えを探しながら制作している感じで。私たちから「こんな映像つくりたいです!」と依頼するのではなく、ビジョンやバリューの根っこを掘り出すところから伴走して「こんな映像が良いかもしれない」と一緒に考えてくれたのが印象的でした。

映像制作の経験はありましたが、映像の制作過程で依頼する側と制作する側の一体感が生まれるってなかなかないと思いますし、一緒に映像を制作するだけでなく、ビジョンやバリューの言語化を含めた密な時間を共有することができたと感じます。

塩見:こうした形での映像制作経験が無かった分、私自身ゴールをイメージしきれていない部分が多々あったのですが、制作チームの皆さんが常にワークに入ってフォローしてくれていたので安心感がありました。制作チームの皆さんとは、一緒に悩みながら映像をつくり上げることができたと感じています。最終的には、映像づくりというよりもむしろ一つの作品づくりを一緒に行えた感覚でした。

福村:制作チームの皆さんは、最終的に社内の人みたいな印象になっていましたね。良いものを一緒につくろうとしてくれていることをとても感じたので、皆さんの意見を聞く耳も自然と持っちゃいました。笑

プロジェクトの様子

映像制作サービスを超えたROOTの可能性とは

SaaS事業統括 兼 pasture事業責任者 高澤様

ーー具体的にROOTのプロジェクト実施後、新規事業開発室の皆さんの意識や行動に変化を感じる場面はあるのでしょうか?

高澤:以前はあまり耳にしなかった「健全な悩みや葛藤」を言葉にしてみんながよりカジュアルに伝えてくれるようになりました。日々の業務やMTGでも共通の言葉でディスカッションができたり、面接担当者として採用シーンに関わる場面では、今回制作した映像で導き出した言葉を言語化して自分なりに話してくれるようになったり。

他にも、ROOTのプロジェクト以前と以後で従業員ロイヤルティの数値も上がっていました。特に数値が上がったのは「自分のやるべきことが明確になった」「ビジョン・パーパスに共感できる」という体験からエンゲージメントスコアが数値として上がりました。この結果には、少なからずROOTが影響しているんじゃないかと考えています。プロジェクトに参加したメンバーは特に会社の代表となっている自覚が芽生えている印象です。

ーーポジティブな変化が起こっているようで嬉しいです。その他、本プロジェクトで実施したワークや完成した映像等、ROOTに対して感じていただけた価値があれば伺えますでしょうか?

福村:人事視点にはなりますが、人事課題の解決のための一連のフローをプロジェクトを通して実践できた印象がすごくありました。制作した映像も、特に採用シーンでの成果を実感する場面が多いですし。

人事の課題はカルチャー醸成、採用、離職防止等、全て連動していて、映像をつくって終わりでは本当に意味がないため、そもそも「採用動画を撮ろう!」という発想になること自体が少ないです。言い方が悪いかもしれませんが、依頼したら依頼したで、依頼する側が細かく要件を整理して依頼するっていうケースが多いのが現実ですし…。

ただ、ROOTでは、制作過程を通してチームビルディングができるし、チームの一体感も生まれるし、採用映像として記録にもなる。さらに、その映像が退職防止や承諾率アップに繋がっている。一連の課題に対しての解決策を、半ば強制的に一定期間でまとめ上げられるのがROOTだなと感じました。それってすごく価値あることですよね。

人事は現場の本音を聞ける機会が多いとは言えないですが、個人的に今回ROOTを行う中でプロジェクトメンバーの声が聞けたのも大きな価値となりました。

高澤:採用の側面以外でも、その時の会社のフェーズ・参加メンバーだからこそ切り取れる瞬間を言語化して形に残せることがROOTの大きな価値だと感じます。

自分達の価値観を言語化するプロセスがあるだけでなく、言語化するだけでは忘れてしまうことを映像として残すことができますし、その映像を見返せばいつでもそのプロジェクト当時の自分達に戻れます。進むべき道がブレてしまいそうになった時に立ち戻る場所をつくれるのがROOTです。

さらに、プロジェクトを通して、メンバーと制作チームに共通体験が生まれるというところにもROOTならではの価値を感じていました。映像をただつくるというだけでなく、制作チームも含めたみんなで一緒にバリューを掘り起こしてゴールを見つけるフローがある。そこが他の映像制作サービスと全く違う部分でした。

そういう意味で、ROOTは映像制作サービスを超えた、リブランディングプロジェクトにも近いサービスだなとも感じています。

PROJECT
MEMBER

制作メンバー

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