エレファントストーンは先日、コンセント様と合同でワークショップ型交流会を開催しました。本交流会は、コンセント様が手がける組織(チーム)の創造性を引き出すコミュニケーションツール「プレイフルボックス」と、エレファントストーンが手がける価値観探究ボードゲーム「THE KACHINKO」を用いて、それぞれの特性や活用方法を共有し、新たな発見や学びを得ることを目的に実施しました。
【株式会社コンセント様 プロフィール】
株式会社コンセント様は、「デザインでひらく、デザインをひらく」をミッションに、デザイン経営や事業開発、マーケティングやブランディング、クリエイティブ開発等において、サービスデザインの視点と技術を生かして戦略策定から実行まで一貫して支援。また、誰もがデザインについて学べる「コンセントデザインスクール」の運営等を通して「デザインの知の活用」を広く共有しています。
本ワークショップ型交流会開催の経緯
今回の交流会は、弊社の嶺とコンセントの佐々木様が、とある企業の周年記念イベントで意気投合したことがきっかけで実現しました。会話の中で互いの会社の価値観や、それを体現するコミュニケーションツール「プレイフルボックス」と価値観探究ボードゲーム「THE KACHINKO」を体験し、新たな視点を学びながら社員同士の交流を深める機会を設けようと意見が一致。
これらのゲームはそれぞれ異なるアプローチを持ちながらも、創造性を引き出し、組織やチームの価値観を探るという共通の目的を持っています。交流会では、この2つのツールの活用法を共有し合い、両社の相互理解を深めるとともに、クライアントワークやインナーブランディングへの新たな応用方法を模索する機会となりました。
「プレイフルボックス」とは
プロジェクトの過程に目を向け、メンバーとの相互理解を深めながら、創造性あるチームづくりに活用いただくツール。所属企業や部署、職種などバックグラウンドもさまざまなメンバーが集まるプロジェクトにおいて、自分の内面に向き合い、個々人の個性や考え方を受け容れる姿勢をもつことが大切です。そのような対話から生まれる相互作用が、場の一体感を高め、創造性を発揮し合えるチームづくりに生かせることが期待できます。
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当日は、まず初めに双方の社員が混合した4グループで、いくつかのバージョンがある「プレイフルボックス」の中から、【ぐるりんねんりん】と本イベントオリジナルの【ことしの意気込みオノマトペ】を体験。
参加者それぞれが、自分のこれまでの人生の軌跡を自由に年輪に描き、その年輪をもとに自己紹介を行ったり、今年の抱負をオノマトペで自由に描き、発表しあったり。初対面のメンバーもいる中でも、一歩踏み込んだ会話を通じて、自分らしさを伝えるだけでなく、相手を深く知るきっかけにもなり、場には温かな一体感が生まれていました。


価値観探究ボードゲーム「THE KACHINKO」とは
価値観探究ボードゲーム「THE KACHINKO」は、企業やサービスが大事にしている価値観を、ゲーム形式で楽しみながら言語化することができる価値観探求ボードゲームです。
前半では、キーワードが書かれている100枚のカードの中から自分が大切にしたい価値観4枚を選び、グループで共有。後半では、意見交換をしながらグループとして最も大切にしたい価値観を4つに絞り込みます。このプロセスを通じて、年次や部署の垣根を超えて共通認識を深め、組織全体の理解や共感を高めていきます。
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弊社はこれまで、映像制作の企画前段階で企業やサービスの価値やコンセプトを言語化し、最終的に映像へと昇華する場面や、教育現場での活用など、幅広く取り入れています。

当日は、コンセントの社員の皆様に「コンセントの“これ”を最強にしたい!」をテーマに「THE KACHINKO」を体験いただきました。
部署の垣根を越えてカードを取捨選択する中で、「なぜそのカード(=価値観)を選んだのか」を語り合いながら、互いの価値観の共通点を見つけたり、異なる視点から新しい発見があったりする中で、活発な議論が進んでいた様子がとても印象的でした。
参加者からは、「初対面の相手とここまで打ち解けられるのが面白い」「新たな視点でのアプローチを制作過程に活かしたい!」といった声が上がり、交流の深まりが感じられました。


体験を終えた後、食事を交えながら両社の社員同士がリラックスした雰囲気で交流を深める時間が流れました。ツール体験の感想や各社の取り組みについて語り合い、新たな気づきやアイデアが生まれる場に。笑顔があふれるひとときの中で、次のコラボレーションへの期待がさらに高まり、有意義な時間を共有できました!
主催者からの今後への期待
佐々木 愛実さま/ 株式会社コンセント
2つの体験の「関係に滑らかさ・柔らかさを生む」「参加者の“声の大きさ”が揃う」効果によって、穏やかな笑い声とともに、クリエイティブな思考と対話がナチュラルに生まれていました。「プレイフルボックス」の、ビジネスライクな自己紹介ではキャッチしきれない、本人らしい言葉・表情を知れる喜び。価値観探究ボードゲーム「THE KACHINKO」の、躊躇せず発話できる開放感と、他者の価値観に刺激を受けながら思考を活性化する心地よさ。
2つの体験から、共に悩み対話するフローが価値となることを改めて実感しました。懇親会では、デザイナーのあり方やコミュニケーションについてなどで盛り上がり、今後のデザイナー生活の栄養になる、ご褒美のような1日となりました!
嶺 隼樹 / 株式会社エレファントストーン
初めて佐々木さんとお会いしてお話をすると意気投合。「根底の部分ですごく似た考え方を持っているんじゃないか」という直感に導かれるように開催した2社のワークショップ型交流会でしたが、期待をはるかに越えるシナジーが生まれました。
少し堅苦しい言い方をすると、
「どのように場を設定するのか?」
「どのような条件付けを行うのか?」
それが上手くできれば人間のこころとあたまは限りなく開放的になり、普段越えられない遠慮や億劫さの壁を越えて繫がることができるんだと。それが「プレイフルボックス」と価値観探究ボードゲーム「THE KACHINKO」というツールを通して証明されたような、「全然、話し足りない!」とたぶん全員が思った幸福な時間。2025年、最高のスタート!
これまでのROOT実績
弊社では、今回のプロジェクト始動のきっかけとなった「THE KACHINKO」を用いたサービスROOTを展開しています。ROOTとは、インタビューやワークショップを通じて価値観を発掘し、お客様にも制作に参加していただき、社員全員が自社の魅力に気づきながらつくる伴走型ブランディング映像制作サービスです。
ROOTの映像制作実績は、こちらからご覧ください。