エレファントストーンは先日、伊勢原市立比々多小学校(以下、比々多小学校)で開催された特別活動部会の研究の一環で、伴走型映像制作サービス ROOT※1にて企業の価値観を抽出するため使用するオリジナルボードゲーム「THE KACHINKO」を伊勢原市の教職員の方々に体験していただきました。
当日は弊社から7名の有志が訪問。14名の教職員の方々にお集まりいただき、「伊勢原の子ども達に大切にしてほしい価値」をテーマにTHE KACHINKOを実施いたしました。
※1 ROOTとは、企業・サービスの根っこを掘り起こし、映像化まで導くサービスです。インタビュー、アンケート、オリジナルボードゲームを通して発掘された価値観をもとに、お客様と一緒に映像制作を行います。
実施の経緯
エレファントストーンはこれまで、比々多小学校で5年生の担任を務めている山本先生からのお問い合わせをきっかけに、比々多小学校でのTHE KACHINKO体験会を実施してきました。
これまでの取り組みについてはこちらの記事をご覧ください。
①比々多小学校の教職員の方々にTHE KACHINKOを実施
②山本先生が担任の5年生クラスでTHE KACHINKOを実施
実際にTHE KACHINKOを体験いただく中で、教育現場における「THE KACHINKO」の価値や可能性を見出してくださり、今回は伊勢原市の他の小学校の教職員の方々を交えた“特別活動部会の研究の一環”として体験していただく運びとなりました。
3グループに分けてTHE KACHINKOを実施
当日は4-5名ごと3グループに分けてTHE KACHINKOを体験していただきました。
テーマは「伊勢原の子ども達に大切にしてほしい価値」。参加者自身がそれぞれ大切にしたい価値と向き合い、考えること。そしてグループメンバーで議論して最終的に合意形成を図ることを目指します。
まずは用意されているカードに書かれている、価値観に繋がる言葉を個人で選んで捨ててを繰り返し、各々が思う「伊勢原の子ども達に大切にしてほしい価値」を導き出していきました。
ターンが進むにつれて厳選されたカードが手元に残っていき、「この言葉も残したいけど、もっと大事なのはこっちかな?」と吟味するシーンや「似たような言葉だから、どちらのカードを残そう……」と悩むシーンも。
その後、各自が抽出した「伊勢原の子ども達に大切にしてほしい価値」をグループメンバーで相談して4枚のカードに絞るフェーズでは、子供たちの身近な存在として一つひとつの言葉をどんな理由で選んだのかを伝えながら、グループで議論をしていきました。どのグループでもみなさんが活発にお話をされているのが印象的でした。
双方の価値観を共有し合いながら議論を進めて共通のゴールを目指すため、ほかのメンバーの視点からの気づきを得ることもあれば、意見を統合していく過程での一体感が生まれることもあります。4つの言葉に絞られた時に、拍手が起きたグループもありました!
最後にグループごとに、4つの言葉となぜその言葉が残ったのかについて発表していただきました。実際の結果がこちら。
選ばれた言葉は異なりますが、これらの言葉に包括されているニュアンスや価値観には共通するところも多くあったのが印象的でした。
伊勢原市の教職員のみなさんに体験いただいた今回。限られた時間の中で1つのゴールを目指す難しさもあったと想像しますが、THE KACHINKOの良さや魅力を感じていただけるような機会となったら幸いです。
お声がけをいただいた比々多小学校の山本先生からも感想をいただきました。
「THE KACHINKOの教育的価値の高さを改めて認識するよい機会となりました。子どもたちの思考ツールとしての活用を模索しているところではありますが、教員間の相互理解の促進などの面でも大きな役割を担えるものであると考えています。今後も、THE KCHINKOの新たな『価値』を創造していきたいと思います。」
これまでのROOT実績
今回の企画が始動したきっかけとなった「THE KACHINKO」を用いたROOTの映像制作実績はこちらです。ぜひご覧ください。
【ROOT制作】川崎フロンターレ様『FOOTBALL TOGETHER 〜 すべての人と共に歩む私たちの信念』【ROOT制作】エン・ジャパン株式会社様『ひたむきな挑戦で、社会をアップデートする』